欲しい・あったらいいなに手が届く粘着加工

試作
欲しい・あったらいいなに手が届く粘着加工

粘着加工の試作のことならSaku×Sakuにお任せください。

私達は、昨今、特に注目を集めているシリコーン粘着を、用途に応じた様々な基材に、要求性能を満たした性能を持つシリコーン粘着剤を塗工し、単層から多層、異種粘着剤とのハイブリッド粘着シート・テープの作成が出来ます。(表裏で粘着強度が異なる等)

また、粘着に不可欠な保護フィルム(セパレーター)に於いても、独自の技術・材料を使用し、粘着剤にあった離型フィルムを製作する事も可能です。

ご要望に合わせた形状に加工する打ち抜き加工や他素材との貼り合せ加工によって、お客様のニーズに合わせた製品形状を作成する事が出来ますので、是非ご相談ください。

粘着加工の試作とは

粘着加工の試作は、新しい製品を開発したり、既存の製品の改良を行ったりする際に重要なステップとなります。
試作の目的は、実際に製品を作成してテストし、性能や品質を評価することです。

粘着加工の試作プロセス

以下は、粘着加工の試作に関する一般的なプロセスです。

① 要件定義

試作を始める前に、製品に求められる仕様や要件を明確にします。
粘着剤の種類、粘着力、耐久性、耐候性、再剥離性等の特性が明確になっている事が、
粘着加工を施すには重要な要素となります。

② 材料選定

試作に使用する材料を選定します。
適切な粘着剤と基材を選ぶことで、製品の要件を満たす事が出来ます。

◇主な基材

フィルムPET ・PS ・PE ・OPP ・PC ・塩化ビニル・四フッ化エチレン
ポリイミド・セロハン等
クラフト紙 ・和紙 ・クレープ紙
レーヨン(スフ)布 ・綿布 ・アセテート布 ・PE、PPなどの割布
発泡体ポリウレタン ・PE ・ブチルゴム
金属箔アルミニウム ・銅
ゴムシート天然ゴム ・SBR ・ブチルゴム

③ 試作製造

選定した材料を使用して、試作品を製造します。
コーティングやラミネートなどの粘着加工技術を使用して、粘着剤を基材に塗布します。

試作塗工機
試作塗工機

④ テストと評価

製造した試作品を各種テストや評価にかけます。                       粘着力の評価、耐久性のテスト、再剥離性の確認などを行います。

⑤ 改良と再試作

 テスト結果に基づいて、製品の改良を行い、必要に応じて再試作を行います。
何度かの試作を繰り返すことで、製品の性能を向上させることができます。

⑥ 量産への移行

最終的に、試作を経て評価された製品が要件を満たしている事が確認されれば、量産へ移行する準備が行われます。試作は製品の開発プロセスに於いて重要な段階であり、失敗から学び、製品の改善を行う為の貴重な機会です。

主な加工

スリット加工、打ち抜き加工、キスカット加工、単板加工・ラミネート加工等

代表的な粘着加工材料

粘着加工に使用される材料は様々であり、それぞれ異なる特徴と性能を持っています。
以下に代表的な粘着加工材料とその特徴、性能について紹介します。

 シリコーン系粘着剤アクリル系粘着剤ゴム系粘着剤
特徴・耐熱性に優れる
・幅広い温度範囲で安定な粘着力
・非常に滑らかな特性を持つ
・取り扱いがスムーズ。
・耐候性が高い
・化学性に優れる
・多くの材料に適用
・幅広い温度範囲で効果的  
・初期接着力が高い
・柔軟性に富む
・低温環境での粘着性良  
性能・高い耐久性と粘着力
・表面に残留物がない  
・高い接着力と剥離力
・長期間に渡る耐久性有
・短期間の接着に適切
・室温使用に向く。  

粘着加工の特徴・用途

粘着加工は、様々な素材や製品に粘着性のある材料を付ける加工技術です。
以下に粘着加工についての要点をご紹介いたします。

用途

テープ、ラベル、シール、包装材料、医療用品、産業用部品等の製造に広く使用されています。

粘着剤の種類

粘着剤は、様々な種類があります。
アクリル系、ゴム系、シリコン系等、目的や用途に応じて適切な粘着剤を選択します。

粘着力の調整

粘着剤の特性により、粘着力を調整することができます。
強粘着、弱粘着、再剥離性など、要件に応じた適切な粘着力を実現出来ます。

粘着加工方法

粘着加工は、コーティング、ラミネート、コンバーティングなどの方法で行われます。
これらの方法により、粘着剤を基材に均一に付着させます。

応用分野

粘着加工は、産業、自動車、医療、電子機器、食品包装等、様々な分野で利用されています。

耐候性と耐久性

適切に選択された粘着剤は、耐候性や耐久性に優れており、長期間の使用にも耐えます。

粘着加工の活用方法

粘着加工は、製品の機能や利便性の向上に寄与しており、多くの産業分野で重要な技術として活用されています。
荷物の梱包や箱の封緘に広く使われます。

包装テープ

耐久性があり、様々な素材に対応したテープがあります。

マスキングテープ

塗装やDIY作業で塗装エリアを保護する為に使われます。
塗装後に綺麗に取り外す事が出来ます。

ダブルサイドテープ

両面に粘着剤が付いている為、物を貼り合わせる際に便利です。
ポスターやカーペットの固定に用いられる事もあります。

クロステープ

布地をベースにした粘着テープで、布地・布地同士の接合や補強に使われます。

電気絶縁テープ

電線の絶縁や電気部品の保護に使用されます。
耐電性や耐熱性に優れています。

医療用テープ

皮膚に直接貼り付ける為の医療用途で使用されます。
傷口の保護や包帯の固定に使われます。

製造業での応用

製造業では、製品の保護や組立て時の固定、部品のマーキング等に使われます。

インスタント修理テープ

水漏れや破損部分の一時的な修理に用いられるテープです。
これらは一部の代表的用途であり、実際には様々な業界・シーンで粘着テープが活用されています。
用途によって粘着剤の種類・特性が異なる為、目的にあった適切な粘着テープを選ぶ事が、最も重要です。

アクリル粘着の特徴・用途

特徴

耐候性アクリル粘着は屋外環境にも耐え、耐候性が高く長期間の使用に適しています。
耐化学性化学薬品に対しても比較的耐性があります。
透明性一般的に透明な粘着剤であり、透明なテープとして使用されることがあります。
剥離力の調節剥離力を調整する事で、異なる素材・用途に適した粘着剤が製造されます。

用途

包装テープ

梱包用テープやギフトラッピングテープとして広く使用されます。

ラベリング

商品ラベルや警告ラベルの接着に使われます。

マスキング

塗装作業やDIYプロジェクトでの塗装エリアの保護に適しています。

オフィス用途

書類の仕分けや固定に使用される事務用テープとして利用されます。

製造業

製品の組み立てや固定、パッケージングに使われる接着剤として利用されます。
アクリル粘着は、その耐候性や耐化学性により、屋外や特殊な環境での使用に適しています。
また、剥離力の調節が可能な為、異なる用途に適したテープが多様に製造されています。

ゴム粘着の特徴・用途

特徴

初期接着力ゴム系粘着は初期接着力が高く、素早く接着する特性があります。
柔軟性柔軟な粘着剤であるため、曲面にもよく密着します。
低温での粘着性低温環境でも粘着力を保つ特性があります。

用途

梱包

軽量の荷物や包装箱の封緘に使用される包装テープとして利用されます。

ダブルサイドテープ

両面に粘着剤が付いているため、素材同士の接着に適しています。

汎用テープ

オフィスや日常生活での様々な固定や貼り付けに利用される汎用テープとして使われます。

製造業

製品の組み立てやパッケージング、部品の固定に使われる接着剤として利用されます。

住宅関連

家屋の気密性向上、防水・防湿・制振等、目的に合わせた機能性テープとして使われます。
ゴム系粘着は、初期接着力が高く柔軟性に富んでいる為、素早い固定や曲面への密着が必要な用途に適しています。
低温環境での粘着力を持つ為、屋外や冷凍庫等の低温環境でも使用される事があります。

シリコーン粘着の特徴・用途

特徴

耐熱性シリコーン粘着は、高温にも耐える為、高温環境や高温素材との接着に適します。
耐久性長期間に渡ってその粘着力を維持し、劣化が少ない為、耐久性に優れています。
滑らかな特性シリコーンは、非常に滑らかな素材であり、テープの取り扱いがスムーズです。
無残留性粘着剤が表面に残留物を残しにくく、使用後の清掃が容易です。
電気絶縁性電気絶縁性に優れており、電気部品や配線の保護に適しています。

用途

電子機器

電子部品の絶縁、固定、保護に使用されます。

自動車産業

自動車の部品組み立てや遮音材の取り付けなどに使われます。

建築業

窓やドアのシーリング、防水処理などに使用されます。

医療用途

医療テープや医療パッチの粘着剤として使用され、皮膚への貼り付けを行います。

航空宇宙産業

航空機や宇宙機器の絶縁、固定、保護に適しています。
シリコーン粘着は、特性から幅広い産業や用途で利用されており、耐熱・耐久性が必要な場面に特に適しています。

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