窒化処理の試作
表面処理
窒化処理の最先端、世界で唯一化合物層をワーク表面に作らない窒化処理
世界初の光輝窒化技術!!「アトム窒化」
○メリット・可能なこと
・化合物層を作らない窒化処理が可能です。
・金属の表面硬度アップが可能です
・世界初!!超硬合金への窒化処理で表面硬度4割アップします
・耐摩耗性の向上、耐蝕性の向上に寄与します
・刃物に窒化処理を施すことで切れ味が長期間持続します
・窒化処理後の硬膜処理(TiN)は膜の剥離強度が2.8倍にアップします
・樹脂成形金型へアトム窒化処理を行うと離形性が向上し型離れが良くなります
テストから量産まで対応可能
樹脂成形用のインジェクション成型機や量産用成形金型で実績があります。
アトム窒化処理工程のご紹介
○アトム窒化の原理
大電流電子ビームにより窒素分子を効率的良く解離して高密度の窒素原子雰囲気を形成し、その中で窒化処理を行う技術です。
○アトム窒化装置
電流電子ビームにより生成された高濃度の窒素原子雰囲気の中で窒化を行います。高エネルギーイオンの衝突を必要としないので、スパッタリング作用や鉄の窒素化合物層の形成が無く、ほとんど表面あれを生じません。処理物の配置は自由で、コーナー部を含めて処理物表面を均一に窒化できます。窒化速度は従来のプラズマ窒化と同等です。
・アトム窒化が可能な素材
ワークをグロー放電する必要がありません。
金属以外も窒化が可能です。
例)ガラス、セラミックス、ダイヤモンド、プラスチック、等
現有のアトム窒化処理装置
① 小型アトム窒化装置
プラズマ発生方式:
電子ビーム励起プラズマ源(1台)
試料加熱方式:ヒーターによる輻射加熱方式
処理室の形状:内径400mmの円形
窒化処理できる処理物:
重量30kg以下、大きさφ300×H200以下
② 大型アトム窒化装置
プラズマ発生方式:
電子ビーム励起プラズマ源(2台)
試料加熱方式:
ヒーターによる輻射加熱方式
処理室の形状:
550×1100の長方形
窒化処理できる処理物:
重量300kg以下
大きさ500×1050×H200以下